講演とシンポジウム「なぜ『再生の大地』『撫順の奇蹟』と呼ばれるのか」が二月二十四日(日)午後一時半から、サン・アザレア(六ノ四)で行われます。あさひかわ西地域九条の会(斉藤智代表)の主催。

 講師の鳴海良司さん(旭川日中友好協会会長)は「撫順の奇蹟を受け継ぐ会」の会員です。中国・撫順の戦犯管理所では、戦後に収容された約千人の日本人が、強制労働を課されず、また死刑や無期懲役といった厳罰も受けずに、教育によって軍国主義の考えを改め、一九六四年までに全員帰国しました。帰国者は一九五七年に「中国帰還者連絡会」を結成し、二〇〇五年まで日中友好と反戦平和の運動を続けました。現在は「受け継ぐ会」が運動を引き継いでいます。

 講演では、中国での日本兵による蛮行を見つめながら、「撫順の奇蹟」について考えます。シンポジウム(二時五十分~)では、淀川徳さん(旭川日中友好協会顧問)と大﨑功雄さん(北海道教育大学名誉教授)がパネラーを務め、考察を深めます。

 資料代として五百円が必要です。問い合わせは坂井さん(TEL27―6007)へ。