新たな豊かさの指標「新GDP」で道北地域の豊かさを再確認しようという講演会が六月十日(月)午後六時半から、アートホテル旭川(七ノ六)で開かれる。

 講師は、従来のGDPの対象項目だけでなく、自然や住民の健康レベル、教育環境などを地域の資産と捉えて数値化した新GDP(新国富指標)を提唱し、国内はもとより世界から注目を浴びる馬奈木俊介・九州大学大学院工学研究院都市システム工学講座教授だ。

 この新GDPで、旭川をはじめ道北地域の豊かさを分析し、持続可能性を読み解くとどうなるか。少子高齢化や人口減少が急速に進行し、近未来の予測がつかない状況の中で、まちづくりや企業経営、私たちの暮らしはどうなって行くのかを展望する。

 企業経営者でつくる北海道中小企業家同友会道北あさひかわ支部(粟田和成支部長)の主催。同支部の四十五周年記念として、会員以外にも公開する。

 参加費は、会場・資料代として千円。申し込みは、同支部事務局(五ノ八・TEL29―6663)へ。