大雪地ビール館が、初の地元産の主原料を使った新クラフトビール「レッドフェニックス」を製造、一日から提供を始めた。

 大麦は東鷹栖産を一〇%、ホップは東神楽町産を七〇%使っている。これまで、地元産のコメや大豆を使ったビールは造ってきたが、主原料の大麦とホップを使うのは初めてだという。

 新ビールの名は「レッドフェニックス」。赤みを帯びた琥珀色と、地元産の原料を初めて用いたクラフトビールの誕生の意味を込めて「不死鳥」の名を冠した。

 山崎俊至・工場長は、「ホップは収穫後に急速冷凍保存したもので、解凍して、裂いたり、もんだり、かなりの手間がかかる工程を経ています。その分、生のホップ特有のフレッシュな香りと、ほろ苦さも適度にあって、バランスの良い仕上がりになりました。麦の香ばしさとともに味わっていただければ」と自信をのぞかせる。

 価格は、定番の「ケラ・ピルカ」や「萌麦」、「大雪ピルスナ―」と同じで、グラス(三五〇㍉㍑)五百円、ジョッキ(四五〇㍉㍑)六百二十円。問い合わせは、大雪地ビール館(TEL25―0400)へ。