旭川第五小学校・桜岡中学校(東旭川町東桜岡)が十九日、学校説明会を開いた。

 「自然環境に恵まれた小規模校で、豊かな心とたくましい体を育てたい」という保護者の希望がある場合、一定条件のもとで通学区域外への入学が認められている。同校は通学区域外就学の特例校に指定されており、市内では唯一、小中連携が可能。「自ら考え、ともに学ぶ児童生徒の育成」を目指し、小規模校ならではの特色を生かした教育を行っている。

 当日は、保護者と子ども合わせて十人ほどが参加し、それぞれの教室で行われる授業の様子を見学。その後、保護者対象の説明会が行われた。

 同小学校の相蘇倫郎(あいそみちろう)教頭は「桜岡の恵まれた自然の中で、田植えや稲刈り、収穫した作物での収穫祭など、多様な経験ができます。地域のみなさんも協力的で、地域一帯で学校を支えてくれています」と話す。

 また、同校へ通う児童生徒は原則、保護者が毎日送り迎えをするなど、家庭の全面的なバックアップも必要になるという。

 「特認校なので、校区外から通う児童生徒もいます。冬場は、地吹雪で学校までの道路が通れなくなる場合もあります。そんな環境にもかかわらず、強い思いで選んでくれたみなさんに“大変だったけどこの学校に通って良かった”と卒業時に思ってもらえるよう、職員全員が毎日高い意識で臨んでいます」と相蘇教頭は語る。

 入学関係書類提出の締め切りは二〇二〇年一月一七日(金)まで。同校では随時、見学や面談を受け付けている。

 問い合わせは、同校(TEL36―3441)へ。