「大雪山登山の先駆者 大島亮吉展」が六月七日まで、東川町のせんとぴゅあⅡ(北町一丁目・旧東川小学校)で行われています。

 大島(一八九九―一九二八)は、東京の生まれ。日本の山々に関する数多くの著書があり、日本の山岳界に大きな足跡を残す、登山を志す人たちにとっては憧れの登山家です。

 初期の大雪山登山の先駆者でもあり、今年は彼が天人峡からトムラウシ山、石狩岳を踏破してからちょうど百年に当たります。

 同館の大雪山アーカイブス専門員・清水敏一さんは「大島の大雪山に関する著書には『石狩岳から石狩川に沿うて』や『北海道の夏山』などがあり、大雪山登山を全国に広めた功労者とも言えます」と話しています。

 このほか大島のプロフィール、著作の説明、十勝管内鹿追町にある顕彰碑や大島と大雪山の関わりを示したキャプションなどが展示されている。

 問い合わせは、せんとぴゅあⅡ(TEL82―4245)へ。