三浦綾子記念文学館(神楽七ノ八)は、休館期間を六月十二日(金)まで延長した。コロナ禍による緊急事態宣言が延長される見通しを受けた措置。オンライン部門(通信販売・寄付金・入館券・広報)の営業は継続する。

 また、同館非常勤職員の平野武弘さんによる文学講座「文豪・井上靖に迫る」と、綾の会による朗読会『草のうた』は、当初の予定通りオンライン配信で行われる。

 文学講座は、第一講座「井上靖と旭川」が十五日(金)午後二時から、第二講座「井上靖の文学と生涯」が二十九日(金)午後二時から、朗読会は六月十二日(金)午後二時から、動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」の同館公式ページでそれぞれ生配信される。

 誰でも無料で視聴できて、生配信の後も、録画された動画を見ることができる。収録は無観客で行う。

 朗読会は時間の都合上、作品の一部を朗読する。タイトルと出演者は次の通り。

 ▽「3、4歳頃のおばあちゃんの一口話」佐々木好江▽「父母のふるさと苫前村」山崎健一▽「5年生の頃きいた佐野文子さんの話」澤田佑子▽「家族の思い出」松原君子(すべて三浦綾子自伝小説『草のうた』より)

 問い合わせは同館事務局(TEL69―2626)へ。