カンディハウス(藤田哲也社長、永山北二ノ六)が五月二十二日、コロナ禍による外出自粛が続く中でも気軽にショップ空間を体感してほしいと、公式ウェブサイト上に「カンディハウス バーチャルショップ」(https://my.matterport.com/show/?m=Zmb81bhq3GS)をオープンした。

 その第一弾として、海外を含む全ショップの中で最も広い空間を誇り、主力製品のほぼすべてを展示している本社・旭川のショップを公開。他のショップでは見られない個々のアイテムに加えて、オフィスやホテルラウンジのスタイリング提案などの空間も、ウェブ上で見られるようになった。

 パソコンやスマートフォンを使って、自宅にいながらカンディハウスショップ内を自由に回遊でき、約五百点の展示アイテムが見られる。主要アイテムは、クリックすると製品情報が確認できる仕組みになっているが、そこから直接、購入・決済できる機能は付加されていない。

 同社広報の渡辺薫恵さん(29)は「東京のスタッフなどから、『実際にスタイリングされた空間をお客様に見せられるので、接客に役立っている』という声も聞いています。一方で、空間が広い分、見たい製品が見つけづらいという課題もあるので、今後も改善を加えながら利便性を高めていけたら」と話している。