絵本作家ひだのかな代さんの絵本原画展『あいにいくよ』が、こども冨貴堂(七条買物公園)のギャラリー・キッズで開かれている。

 ひだのさんは一九六二年、宮城県仙台市生まれ。二〇〇四年に新風舎絵本コンテスト大賞を受賞した『ねこがさかなをすきになったわけ』で絵本作家デビューした。現在、オリジナル絵本十冊のほか、紙芝居五作を出版している。

 展示されているのは、毎年剣淵町の絵本の館主催で開かれる「絵本の里大賞」にノミネートされている絵本、『あいにいくよ』の原画二十点。ハリモグラの男の子が大好きな人に会いにいく、という物語で、カラフルでどこかユーモアのあるイラストが見る人の心を和ませる。

 ひだのさんは「『あいにいくよ』は時代に導かれるように出版された本です。会いたい気持ち、会いに行く大切さ、会える喜び、そういったものを感じて欲しいですね」と話す。

 三十日(火)まで。入場無料。午前十時から午後六時半まで。問い合わせは、同店(TEL25―3169)へ。