旭川夕張会(会長・千葉新次大地コンサルタント社長)の交流会が十六日、花月会館(三ノ七)で開かれた。夕張市出身者や夕張に縁がある人でつくる親睦会。財政破綻した同市の再生を応援することも活動の一環だ。

 会の冒頭贈呈式が行われ、千葉会長から厚谷司市長に、会見などで使用するバックパネルの目録が手渡された。また、会員のスナック経営・馬場瑞穂さんから、三菱大夕張炭鉱に勤めていた父親の遺品、石炭の大きな塊りなど三点が、大地コンサルタントからは二百万円の寄付が贈られた。

 千葉会長は「このバックパネルの前で、夕張から明るいニュースをしっかり発信してほしい」と話した。

 同会は二〇二〇年はコロナ禍で予定していた総会も、新年会も中止した。集まった約二十人の会員は久しぶりの再会に、故郷の思い出話に花を咲かせていた。(工藤稔)