旭川在住で元看板絵師の藤林利朗さん(77)の個展「オードリーに恋をして」が、ギャラリー喫茶ルル(市内六ノ八)で開かれている。

 中富良野町出身の藤林さんは、十五歳で旭川市内の看板製作会社に就職。市内のデパートや商店などの看板のほか、市内の映画館の依頼を受けて、上映作品を知らせる大型看板などを描いていた。

 今展では、藤林さんが二〇一九年から今年三月までに描いた点描画十二点を展示している。「点描」は、絵画などで点の集合や短いタッチで表現する技法。藤林さんはフェルトペンを用いた点描で、往年のハリウッド女優・オードリー・ヘプバーンを描いた。

 藤林さんは「見に来てくれた方は『目がすごい』と言ってくれるので、その部分に注目してもらえたら。陰影や洋服の質感などを、どのように表現しているかなども見て楽しんでほしいですね」と話す。

 期間は五月一日(土)まで。営業時間は午前八時~午後六時(土曜は午後二時まで)、日曜祝日定休。
 問い合わせは同店(TEL22―7911)へ。