豊岡十一条から十二条にかけての新豊岡第六町内会(茶畑紀義会長)の会員らが六日、清掃活動と併せて、通学路の電信柱に「あいさつ通り おはよう」「あいさつ通り こんにちは」の四十二枚の看板を設置した。

 地区内には豊岡小学校があり、子どもの数が多かった五十年ほど前に、町内会が電信柱に「あいさつ通り」の看板を掲示していた。その看板の字が薄くなって読めなくなっていた。

 文化部長の石田英之さん(58)は、「最近は、地域の大人と子どもの交流の機会が減って、道ですれ違ってもあいさつをしません。町内会の役員の中から、看板を新しくして、昔のようにあいさつを交わす町内にしようという意見が出たんです」と説明する。

 ちびっこ広場の草刈りや街路樹の下の花壇の整備、空き缶・古紙の回収など、この日の春の清掃活動には、親子連れなど約五十人の住民が集まり、手分けしてボランティアの作業に汗を流した。(工藤稔)