ドキュメンタリー映画『TOKYO アイヌ』(二〇一〇年、日本、百十六分)の上映会が、九月五日(日)、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で行われます。

 まちなかぶんか小屋映画部会の主催。まちなかぶんか小屋のドキュメンタリーナウⅦ・特集「『隣』までの距離―他者と共に住まう」の第三弾です。

 首都圏に暮らすアイヌ民族の姿を追ったドキュメンタリーです。二〇〇八年、国会で日本の先住民族と認められたアイヌは、北海道だけでなく首都圏に五千~一万人が暮らしているとされています。故郷を離れ、民族の権利を求める運動や文化活動を行う人びとへのインタビューを中心に、同じ時代を生きながらも、黙殺され続けてきた“隣人”たちの声を伝える作品です。

 昨年三月、同作品の上映会を予定していましたが、新型コロナの影響で中止に。この間、まちなかぶんか小屋では寄付を募り、コロナ対策として屋内に換気扇を設置するなど、上映会再開への準備を進めてきました。

 同会の竹田郁さん(38)は「映画を見ることは生きる力にもなり、日常に必要なものだと考えているので、また上映会ができるようになってうれしい。再開を待っていてくれた人も多いので、期待に応えられて何よりです」と話しています。

 上映は、①午前十時②午後二時③同六時の三回(①の回は満席)。座席数は各回十五席です。

 前売りチケットは千円(当日千二百円)、会員・学生は二百円引き。まちなかぶんか小屋、こども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店で扱っています。

 問い合わせと予約は、まちなかぶんか小屋(TEL・FAX23―2801、メール bunkagoya@sky.plala.or.jp)へ。

※上映会は10月23日(日)に延期になりました。詳しくは、まちなかぶんか小屋のHPFacebookページなどでご確認ください。