あさひかわデザインウィーク実行委員会(渡辺直行会長)が三月二十九日、ICTパークでプレス発表会を行い、「ASAHIKAWA DESIGN WEEK(あさひかわデザインウィーク・ADW)2022」の開催概要を発表した。

 ADWはものづくりのまち・旭川を国内外にPRする目的で二〇一五年に始まり、今回が七回目。会期は例年(五日間)よりも長く、六月十八日(土)~二十六日(日)の九日間にわたって開催される。

 今年のテーマは「あさひかわのデザイン、はじまります。」。オープニングイベントの「デザイン創造都市旭川シンポジウム」では、「ロッテ キシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」のパッケージデザインなどを手がけたグラフィックデザイナー・佐藤卓さんが基調講演。日本や地域で活躍するメンバーによるパネルディスカッションが行われる。

 そのほか、買物公園を歩きながら親子で「SDGs」を体感できる「まちなかキャンパス」や、時代を超えて生き続ける国内外のモダニズム建築を紹介する「JIA『生き続けるモダニズム建築』展」、旭川家具の産地を訪れる意味と楽しさが実感できる展示会「Meet up Furniture Asahikawa」などのイベントが、旭川デザインセンターや大雪クリスタルホール、買物公園、市内・近郊町の各メーカー・工房などを会場に開かれる。

 渡辺会長は冒頭の挨拶で「今回はできるだけたくさんの人に参加いただけるよう、土曜日から開催します。デザインは、人とモノと自然の調和を図るのが仕事です。緑あふれる旭川のすがすがしい季節の中で、五感を総動員して、ADWに触れ、学び、楽しんでいただきたい」と話した。(東寛樹)