旭川日韓手工芸交流会展示会が東神楽図書館(東神楽町南一ノ西一)で開かれている。


 展示されているのは、旭川日韓手工芸交流会の会員六名と、ステンドグラス『風空間』の生徒十名の作品。参加者それぞれが、パステルアートや織物、ステンドグラスなど様々な作品を出展しており、見応えのある展示となっている。

 同会は二〇〇九年に、旭川の姉妹都市である韓国水原市の閨房工芸研究会から交流の呼びかけに応じ、作られた手芸愛好家の会。三年に一度、互いの国を行き来したり、作品を送り合い合同展示を行ってきた。ここ二年ほどは、新型コロナウイルスの影響から、オンラインでのやり取りが主となっている。

 代表の澤田さんは「今年も去年に引き続き、お互いの国から、手工芸のキットを作成して送り合います。日本から送るのは糸掛け曼荼羅のコースターキットです。会員が一セットずつ作りました。お互いの国の言葉で作り方の動画や、説明書も作ります。コロナ禍前よりも密に活動ができている気がしますね。出来ないのは、人の行き来だけです」と活動について説明した。

 展示は十九日(日)まで。最終日には韓国に贈るキットを体験できる「糸掛け曼荼羅コースター」のほか、「木製糸掛け曼荼羅」、「パステルアート」、「創作手織り」の体験会も開かれる。それぞれ電話で予約が必要で、糸かけ曼荼羅のコースター作成が三百円、そのほかは五百円の参加費がかかる。問い合わせは代表の澤田さん(TEL66―0261)まで。(作田穂菜美)