治安維持法で投獄され、二十四歳で逝去した社会活動家・伊藤千代子の生涯を描いた映画「わが青春がつきるとも」=写真=の上映会が二十八日(日)、市民文化会館小ホール(七ノ九)で行われます。治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟道北支部などが参加する実行委員会の主催。

 長野県出身の伊藤(一九〇五~二九年)は、代用教員などを経て東京女子大に進学。社会科学研究会に入会し、二八年治安維持法による大弾圧で逮捕されました。特高による拷問を受けますが、転校を拒否。翌年亡くなりました。

 原作は「時代の証言者 伊藤千代子」(藤田廣登著)。五月下旬、市内で開かれた講演で、藤田さんは「伊藤千代子がジェンダー平等を訴え続けた未来性を知ってほしい」と訴えました。

 鑑賞券は上映協力金としての前売りは千円。当日券は千二百円。上映は①午前十時~、②午後二時~の二回。

 鑑賞券購入など問い合わせは、同実行委員会の高松さん(TEL090―3772―6631)へ。