「すべての子らに本の楽しさを」をスローガンに、第四十三回北海道子どもの本のつどい旭川大会が二十四日(土)、二十五日(日)の二日間、大雪クリスタルホール(市内神楽三ノ七)で開かれます。実行委員会(北川武子委員長)の主催。

 旭川での開催は十一年振り六回目。初日に八つの分科会、二日目に基調講演が行われます。

◆二十四日(土)
 午後一時から四時まで、八つのテーマの分科会が行われ、そのうち一つを選んで参加できます。参加費(大人八百円、学生四百円、中学生以下無料、材料費別途)が必要です。

 川村カ子トアイヌ記念館の川村久恵副館長と絵本作家・あべ弘士さんが、絵本『クマと少年』ができるまでなどについて対談するほか、写真絵本作家・小寺卓矢さんと一緒に、小寺さんが撮影した写真を使った自分だけの写真絵本をつくる分科会など、盛りだくさんの内容です。

◆二十五日(日)
 午前十時から、絵本・児童文学作家の角野栄子さんによる基調講演が行われます。

 角野さんは、一九三五年東京都生まれ。二十四歳からブラジルに二年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』(ポプラ社)で七〇年、作家デビュー。代表作に『魔女の宅急便』、『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ』など多数。二〇〇〇年に紫綬褒章を受章、一八年には日本人で三人目となる「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞しています。

 基調講演の参加費は大人千円、学生五百円、中学生以下無料。

 基調講演、分科会ともに、参加を希望する人は、特設サイト(https://bluesky350306.wixsite.com/website)などから、十日(土)までに申し込んで下さい。

 問い合わせは、ホームページの問い合わせフォームか、北川さん(TEL62―3454)、市川さん(TEL34―3333)へ。