ヒロシマ市民が描いた「原爆の絵展」が六日(日)から九日(水)まで、アッシュ・アトリウム(一条買物公園)で午前十時から午後六時まで開かれます。「原爆の絵をみる会」の主催です。

 「原爆の恐ろしさを後生に伝えたい」と、広島に投下された原爆を体験した広島市民が、当時を思い起こして描いた絵の展示会で、今年二十三回を迎えました。

 小林岩吉さん(当時77)が、目に焼き付いて離れない被爆直後の光景を描き残した(一九七四年)一枚の絵が放送されたことがきっかけとなり、同じ思いの被爆者たちが一心に描いた絵が三千枚にもなったそうです。この中から六十枚を広島平和記念資料館から拝借し、展示します。

 主催者は「家族ぐるみで会場へお越しいただき、これらの絵を描いた人々の願い、魂の叫び声を、ぜひ受け止めてください」と呼びかけています。