ドキュメンタリー映画『妖怪の孫』の上映会が十一日(金・祝)、サン・アザレア(六ノ四)三階ホールで開催されます。「チーム今だから」の主催。

 この映画は、日本アカデミー賞作品『新聞記者』を手がけたスターサンズ(河村光庸社長)と、菅元総理のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』(内山雄人監督)の製作陣が組み、安倍元総理の真実に迫ったドキュメンタリー作品です。

 「昭和の妖怪」と呼ばれた祖父・岸信介の孫である安倍晋三とは何者だったのか。彼がこの国に遺したものは何だったのか。選挙に強く、タカ派的な政策で多くの国民を惹きつけた一方で、政治と行政のモラルの低下や、国民の分断、不寛容化を招いた安倍政治の背景にあるものを、アニメーションもまじえた映像でひも解いていきます。内山雄人監督はインタビューの中で、「本来はテレビの二時間の特集番組でできることなのですが、今のテレビでは絶対できない」とメディアの現状を断じ、「それならば『映画』という場で描こうと思った」と映画製作の経緯を述べています。

 「チーム今だから」の熊田鶴子さんは、「市民上映会では滅多に観ることのできない作品です。日本のこれからを考えるためにも、ぜひご覧ください」と来場を呼びかけています。

 上映は、①午前十時、②午後一時、③同四時、④同七時の四回。

 前売りチケットは一般千二百円(当日千五百円)、学生・障がいのある人六百円、高校生以下無料です。

 チケットはこども冨貴堂(七条買物公園・TEL 25―3169)で販売しています。映画チラシ持参で、前売料金で観ることもできます。予約と問い合わせは、松浦さん(TEL 080―5720―4367)へ。