旭川おとな食堂(岡本千晴代表)が主催する「子どもの居場所フェス」が九月三日(日)午前十一時から、市民活動交流センター・ココデ(宮前一ノ三)で開かれます。

 旭川おとな食堂は、市内のこども食堂をはじめ、学習支援やプレーパークなど、子どもの居場所づくりを行う運営者のネットワーク組織。同イベントは当初、二〇二〇年に行われる予定でしたが、新型コロナの影響で中止となり、今回、改めて開催されることになりました。

 ホールのステージでは、ティーンエイジャーが「不登校」について語り合う座談会(午前十一時~)や、東北福祉大学の清水冬樹准教授(元旭川大学短期大学部准教授)が、旭川での居場所づくりに一緒に取り組んだメンバーと当時を振り返るトークショー(午後一時~)を開催。そのほか、参加者自身でおにぎりを握って食べる体験ブース(①午前十一時~、②午後零時半~、③同二時~)や、子どもも大人も一緒に遊べるプレーパーク体験(午前十一時~午後零時半)、子ども服やマタニティ服を次の人に手渡す「おさがりつなぐ広場」(①午前十一時~、②午後零時半~、③同二時~)など、親子で楽しめる内容です。

 おとな食堂代表の岡本さんは「三年以上に及ぶコロナ禍の影響で、人との横のつながりが希薄になったり、切れてしまった人がいると思います。子ども食堂などでも、従来の活動ができていなかったので、改めてそれらを構築するきっかけになれば。また、実際に子どもの居場所に触れることで、本来の意義とはどういうものかを多くの方に知っていただき、活動を支援したいという人や、新たに居場所を作りたいという人が増えていくといいですね」と話しています。

 午後三時終了予定。入場無料。問い合わせは事務局(TEL 76―5336)へ。

 イベント終了後、神奈川県川崎市にある子どもの居場所「川崎市子ども夢パーク」で過ごす子どもたちを追ったドキュメンタリー映画『ゆめパのじかん』の上映会が午後四時から、同センター・ホールで行われます。

 午後三時半開場。定員五十人。入場料は千円で、当日、現金で支払います。鑑賞を希望する人は、右のQRコードから事前に申し込んで下さい。