旭川地域で活躍する二十歳から三十歳代の若手木工作家たちの家具やアート作品を集めた「木のある暮らし展」が十三日(金)から十五日(日)まで、デザインギャラリー(宮下通十一)で開かれる。あさひかわ創造都市推進協議会(渡辺直行会長)の主催。

 このイベントの企画運営を担当している旭川デザインプロデューサーの横井昴也さん(ギャラリー・カワバタ主宰)は、「作品は『木工作品であること』以外に条件を限定していません。職業としている木工作品もありますが、職業とは全く異なる作品もあります。そこから個性あふれる、その人の価値観なり、ライフスタイルが見えてくると思います。作家たちのクリエイティブな作品を、これまでとは違った見せ方で、皆さんに楽しんで頂こうと思っています」と話す。

 出展者は、横井さんの出展依頼に快く応じてくれた十組。寄せ木や動物・植物の木彫、スプーン、音の出る箱(入れ物)、古典楽器、端材を使った作品等々、個性あふれる作品群が並ぶ。

 横井さんは「旭川家具で裏打ちされた確かな技術から生まれた展示は、ものづくりの世界の奥行きを感じさせる内容になっています。特に同年代の若い人たちに、ぜひ見ていただきたい」とPRする。

 作品の一部は販売も予定している。喫茶コーナーを設け、コーヒーの販売もする。「来場者と作家とが一緒に作品を鑑賞、交流し、会話を楽しめる場としたい」とも。

 十三日(金)午後七時から、作家らによるギャラリートークがある。

 入場は無料。開館時間は午前十一時~午後七時。問い合わせは、横井さん(takaya451@gmail.com)へ。(佐久間和久)