十六日(土)、十七日(日)の両日、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で、ドキュメンタリー映画の上映会が行われます。まちなかぶんか小屋映画部会の主催。

 十月に始まったイスラエル軍によるガザ侵攻を受けて、ガザ関連のドキュメンタリー三作品を「GAZE at GAZA」と題して緊急上映することになりました。“GAZE”は英語で「見つめる」の意。

 上映作品は、十六日が『ガザ 素顔の日常』(二〇一九年、アイルランド・カナダ・ドイツ、九十二分)で、上映時間が①午前十時②午後二時③同七時の三回、十七日が①『ぼくたちは見た―ガザ・サムニ家の子どもたち―』(二〇一一年、日本、八十六分)と②『ガーダ パレスチナの詩』(二〇〇五年、日本、百六分)の二作品を各一回ずつで、上映時間が①午前十時、②午後二時です。

 十六日の『ガザ 素顔の日常』は、「天井のない監獄」とも呼ばれ、住民の約七割が難民で貧困にあえぐガザの知られざる日常と、そこで力強く生きる人たちを映した作品。十七日の『ぼくたちは見た―ガザ・サムニ家の子どもたち―』と『ガーダ パレスチナの詩』は、いずれもフォトジャーナリスト・古居みずえさんが監督・撮影のドキュメンタリーで、前者が二〇〇八年から〇九年にかけてのイスラエル軍による大規模な攻撃で、親や家を失いながらもたくましく生きる子どもたちの姿と家族の絆を描いた作品、後者が難民キャンプで育った女性が自立した生き方を模索する姿を描いた作品です。

 経費を除いた上映会の収益は、認定NPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」に寄付されます。

 同会の竹田郁さん(40)は、「ガザの現状を知ることは、今私たちにできることのひとつだと思います。ひとりでも多くの人に観てほしいです」と来場を呼びかけています。

 各回二十五席限定。前売りチケットは千円(当日千二百円)、会員・学生は二百円引き。まちなかぶんか小屋、こども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店で扱っています。

 問い合わせと予約は、まちなかぶんか小屋(TEL・FAX23―2801、メールbunkagoya@sky.plala.or.jp)へ。