築三十年が経つ、大雪クリスタルホール音楽堂(神楽三ノ七)の未来について考えるシンポジウムが二十五日(土)午後四時から、同大会議室で行われます。旭川クリエイティブMUSICアクト実行委員会(佐々木義生代表)の主催。

 講師は同ホール音楽堂と関係の深い、永田音響設計の小野朗副社長と地域創造プロデューサーの児玉真さんの二人。

 小野さんは、同ホールの音楽堂の音響設計を担当。一九八〇年日本大学大学院理工学研究科博士課程前期終了。ミューザ川崎シンフォニーホールをはじめ、よこすか芸術劇場、神奈川芸術劇場、福井県立音楽堂など、コンサートホールや劇場の音響設計を担当。

 児玉さんは、同音楽堂開館にあたり、多くの提言をしています。カザルスホールやNPOトリトン・アーツ・ネットワークで自主事業を企画。各地でアウトリーチ事業のコーディネートやアーティストの指導を行っています。

 一部は小野さんが「クリスタルホール音楽堂の素晴らしさ」、二部は児玉さんが「音楽堂における企画のあり方と未来」と題して講演。その後、参加者とともにディスカッションを行います。

 「国内有数の素晴らしい音響効果」と多くの音楽家から高い評価を得ている音楽堂の、将来の方向性を考えるシンポジウムです。

 参加費は、資料代として千円。

 問い合わせは、同実行委員会事務局・村田さん(TEL・FAX 22―3567、メールkazukomurata0718@gmail.com)へ。