「岩田道夫没後十周年記念展覧会」が七月二日(火)から七日(日)まで、市民ギャラリー(宮下通十一、蔵囲夢内)で開かれます。ぷねうま舎(岩田道夫ギャラリーミクロコスモス)の主催。

 岩田さんは一九五六年、網走市生まれ。北大理学部を卒業目前に中退。以後、創作に専念し、絵画や詩、童話を制作しました。八九年に札幌から旭川に移り住み、旭川の自然を題材とした創作活動を展開しました。九二年、童話集『雲の教室』(国土社)で日本児童文芸家協会新人賞を受賞。九六年、旭川の嵐山を描いた詩画集『チノミシリ』を出版。一四年七月心臓発作のため亡くなりました。

 岩田さんが旭川で創作活動を続けた二十五年間も含め、若い頃からの創作作品の集大成的作品集『岩田道夫の世界』(ぷねうま舎発行、未知谷発売、定価七千二百七十三円+税)が昨年、出版されました。

 ぷねうま舎代表の村田和子さんは、「今年、没後十年目にあたることから出版記念作品展を開催することにしました。岩田は世に知られることを嫌い、独り黙々と創作に励んできました。児童文学の巨匠・佐藤さとるさんに『彼は天才だよ!』と言わしめたほどで、彼の残した数え切れない作品は才気あふれるものばかりです。この十年間に、一部をサハリン州立美術館や旭川市、東川町で展覧会を行い、大変高い関心と評価を得ました。作品集は、無数の作品群のうちのわずかな代表作品を二百五十四㌻に収めたものです」と話しています。

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 岩田道夫さんの最も深い理解者である、理論物理学者の佐治晴夫さんは「岩田が描こうとした世界は、悠久の天空のどこかに確実に存在しているであろう宇宙の真理に向けて、しっかりと伸ばした知性のつるを髣髴(ほうふつ)とさせる」と話しています。

 佐治さんの「星空と芸術が世界を変える~最新の宇宙研究の視座を通して~」と題した特別講演が四日(木)午後六時から、デザインギャラリー(宮下通十一)で開かれます。

 参加料は三千円(限定百五十人)。チケットは、ジュンク堂書店旭川店(TEL 26―1120)、こども冨貴堂(TEL 25―3169)、コーチャンフォー旭川店(TEL 76―4000)、冨貴堂末広店(TEL 59―2800)、玉光堂イオンモール旭川駅前店(TEL 73―8801)で取り扱っています。ネットでの予約申し込みはkazukomurata0718@gmail.com へ。