大町から旭町を横切るように走る遊歩道・北の散歩道で十七日、「ふれあい動物園」が行われ、親子連れなど約百人で賑わった。北の散歩道環境保全プロジェクトが主催し、北門児童センターを利用する児童たちでつくる北門キッズクラブが共催した。

 この動物園は数年前に、大有小学校(旭町一ノ六)で旭山動物園のモモンガを一時的に借り受け、飼育したことがあったことから、キッズクラブ代表の伊藤奏晶(そら)さん(11)たちが「モモちゃんやコロちゃんを連れて来て下さい」と、同園の田村哲也園長に手紙を渡したことなどが発端となった。

 この日、同園からはモモンガ四匹とウサギ四羽、それにペンギンやキリン、カピバラの毛皮の標本が持ち込まれた。

 長い長い順番待ちでやっと、初めてモモンガに触るという幼い兄妹は係員から、「そーっと軽く触ってね」と言われると、コクンと首を振り、恐る恐る手を伸ばし、何回も撫でていた。順番を待つ子どもたちは、興味深そうに前を覗き込み、無言で待つ様子が印象的だった。このような風景が二時間余続き、「ふれあい動物園」は終了。

 伊藤さんは「こんなに多くの人が集まるとは、思っていなかった」と喜んだ。

 田村園長も「動物園でも触ることはできますが、園に来られない子もいますので、喜んでもらえて嬉しい」と笑顔だった。(佐久間和久)