この秋、旭川に新たな音楽フェスが誕生する。名前は「BLUE MOON MUSIC FEST」。雨紛神社裏の小高い丘の上に今年新たにオープンした多目的キャンプ場「THE FIRST BASEアウトドアフィールド」(神居町共栄一五一)を会場に、二十九日(日)午前十時から午後九時まで開催される。同イベント実行委員会の主催。
イベントを立ち上げた中心メンバーは、市内でライブハウス「モスキート」を経営する大西一正さん(44)、居酒屋「こま弦」燗主の白鳥良介さん(43)、たこ焼き店「勝蛸」代表の勝矢卓敬さん(43)の三人。大西さんは「モスキートを支えてくれている地元のバンドが活躍できる場を作りたかった。ふだんはライブハウスで出している音を外へ連れ出し、いろんな人たちに触れてもらえたらいいなと思いました。見逃している旭川のいいところに気づいて、ゆくゆくは市民のみんなに愛されるような、全道規模のイベントに育てていけたら」と話す。
出演アーティストはヒップホップMCのB I G JOEさんほか、地元のバンドを中心とした十四組。来年以降は、夜通しで開催する二日間のフェスにしたいと展望している。
多方面で活躍する地元のデザイナー・谷越のりあきさん(42)も、デザイン担当として参加。「地元の未来のために少しでも何かを残したいという、メンバーの思いに共感しました」と話す。
フード、ドリンク、その他の出店やワークショップも多数。熱気球体験もある。買物公園と会場の間を一日七往復する送迎バスも用意した。キャンプサイトでのデイキャンプも可能だ(要事前申し込み)。
「フェスの名前には、エルビス・プレスリーも歌うBLUE MOON OF KENTACKYの歌詞が示すような、『大切な人を思う気持ち』の意味を込めています。このフェスをきっかけに人々がつながり、ふだんの生活でも助け合ったり、お互いを気にかけるようになれたら」と主催者は話し、幅広い来場を呼びかける。
入場料は、前売り、当日とも千円(高校生以下無料)。イベントの詳細や、先行チケット取り扱い店、送迎バス、キャンプサイトなどの情報は、特設サイトとインスタグラム(右のQRコード)で。問い合わせはモスキート(TEL 24―8899)まで。
現在、実行委では、一口一万円で協賛金を募っている。協賛した団体や個人の名前を会場掲示板やインスタグラム、ウェブサイトで発表(金額に応じて掲載方法・サイズを変更)し、一口につき一人が招待される。振込先は以下の通り。
BLUE MOON MUSIC FES 実行委員会 代表 大西一正 旭川信用金庫 店番号 001 口座番号 1507734