昨年十周年を迎えた文化施設「まちなかぶんか小屋」の記念誌=写真=が七月に発行され、絶賛発売中だ。
事務局の竹田郁さんや有村幸盛さんが記事を執筆したほか、これまで運営や施設利用で関わった多くの人たちも寄稿し、様々な人々が入れ代わり立ち代わり訪れるぶんか小屋そのもののような、カオスで密度の濃い内容に仕上がっている。
最近、NHKのローカルニュースで特集されるなど、にわかに脚光を浴びるようになったぶんか小屋のこれまでの歩みを、チャート式の十年暦で一望でき、また昨年行われた文化芸術のシンポジウムの内容や、関係者の対談なども掲載されている。
デザイナーのナカジマヨシカさんが編集委員長を務め、構成やイラストを担当したことで、洗練されたデザインとなっているのも魅力。
B5判カラー四十八㌻で、一部千円。まちなかぶんか小屋で販売している。