コントラバス奏者で、異なるジャンルで活躍する瀬尾高志、田嶋真佐雄、田辺和弘の三人によるアンサンブル「The Bass Collective」のライブが二十二日(火)午後七時から、じゃずそば放哉(市内六ノ七)で行われます。同アーティストのファーストアルバム『瞬く森』のリリースを記念した北海道ツアーの一環。
瀬尾は、札幌市生まれ。札幌交響楽団元首席奏者の藤沢光雄氏に師事し、「石田幹雄トリオ」として出演した横浜ジャズプロムナードコンペティション(二〇〇六年)で、グランプリと横浜市民賞を受賞。国内のほか、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアでも活動しています。
田嶋は、東京音楽大学卒業。作曲作品と即興、アカデミックと直感的表現との狭間を放浪し、コントラバスとは思えない多彩で豊かな音色、ユニークな発想と風景・情景を彷彿とさせる演奏スタイルが評価されています。
田辺は、クラシック、アルゼンチンタンゴ、即興的な音楽表現などで活動。東京芸術大学在学中、クラシックをベースに活動する中でタンゴと出会い、卒業後は国内外のタンゴミュージシャンとの共演多数。
それぞれの音楽的なバックグラウンドを生かしながらも、さまざまな風景や情景が繰り広げられる音楽は、コントラバスの垣根を越えた全く新しい弦楽アンサンブルの形に。ガット弦の幅広い倍音と心地よいノイズを生かした独創的なサウンドは、色彩豊かで生命力に満ち溢れています。
事務局の荻野ひとみさんは「世界的にも類を見ない、コントラバスアンサンブルのライブです。低音好きはもちろん、そうでない人にも聞きごたえがあるので、ぜひご来場ください」と呼びかけています。
午後六時半開場。料金は、前売りが三千五百円、当日が四千円。
予約・問い合わせは、じゃずそば放哉(TEL 85―6911)か、荻野さん(TEL 090―3115―2845)へ。