おかだ紅雪庭(五ノ十六)の「四季の写真コンテスト」の各賞が決まった。

 一九三三年(昭和八年)に、酒造会社「北の誉」のオーナーの自宅として建てられた和洋折衷の住宅は庭の紅葉の美しさから「紅葉館」と呼ばれた。現在は動態保存建築物として、そばと料理の店「おかだ紅雪庭」の名で営業している。

 その建物や庭の美しさをテーマにした写真コンテストが二〇一四年から毎年行われており、今回は十二回目。

 二二年までは「もみじ狩り写真コンテスト」として、紅葉をテーマに写真を募っていたが、十回目を迎えた二三年から、「四季の写真コンテスト」に名称を改め、秋だけでなく、四季折々のおかだ紅雪庭を収めた写真を対象にした。

 応募総数九十七点の中から、グランプリに森慶子さんの「おじゃましまーす」が、あさひかわ新聞賞に澤田拓磨さんの「静寂に照紅葉」が選ばれた。

 全応募作品と各受賞作品は十四日(日)まで、おかだ紅雪庭の玄関ホールなどで展示されている。(東寛樹)