img6月28日、旭山動物園に「オオカミの森」がオープンし、2年前の「チンパンジーの森」に次ぐ大型新施設の誕生となった。オープンセレモニーが始まる午前10時には入場を待つ長蛇の列ができ、周辺は人盛りの山となった。セレモニーには俳優・津川雅彦さんも顔をみせ、自らが監督を務めた映画『旭山動物園物語』のPRも。

「オオカミの森」は広さ1900平方メートルの放飼場にカナダからやってきた黒毛の雌雄各1頭と秋田の動物園からやってきたベージュ色の雌1頭が、自然に近い状態で飼われている。中央の蒲鉾型のトンネルからは間近にオオカミを見ることができ、かつてエゾオオカミが棲んでいた北の森に迷い込んだ感覚にとらわれる、臨場感いっぱいの施設だ。