首都圏で生まれ育ち、転勤のため一昨年から旭川に住んでいる友人と酒を飲んだ上のヨタ話で、車の運転の話題になった。
そうそう、その話の導入部は、小欄二月二日付の「ツキノワグマを馬鹿にする道産子」についてのアレやコレやだった。「八十何歳の老人が熊に襲われ、鉈一つで応戦奮闘し、全治二カ月の重傷を負いながら、熊を撃退したというニュースを聞いた時、ほとんどの北海道人は、『熊っていっても、しょせん、月の輪熊だろう?』と半ば軽蔑の感想を漏らす。つまり、本州のツキノワグマと北海道のヒグマを差別することで、道産子としてのアイデンティティーを確認するがごときなのだ」という話。じゃあ、試される北の大地で生きる人間たちの車の運転はどうなの? という訳である。


