自宅の狭い土地を耕し始めて、ちょうど二十年になる。春先に堆肥をたっぷりすき込み、苗を植え、種を蒔き、雑草を取ったり、自家製の肥料を与えたり、秋まで丹精する楽しみは何物にも代えがたい。今朝も4日前に定植した長ネギの苗に水をやりながら、さて、あと何年こうして野菜を作れるか、との思いが脳裏をかすめた。来年には七十歳になる。仕事はそろそろ“定年”にしなくては。趣味の畑もいいところ五年か、六年か。振り返ってみれば、あっという間の七十年である。 記事全文 »