img「大雪山の利用のあり方検討会」の第七回目の会合が二十六日、上川支庁でおこなわれた。

近年の中高年を中心とした登山ブームもあって、大雪山系の山々も登山者が増加。トイレ問題や登山道の荒廃、高山植物の盗掘など多くの環境破壊がおこっている。

こうした状況に対応するため環境省や林野庁、道、大雪山の麓の市町、山岳会、自然保護団体などが集まり、同検討会が〇六年十二月に設置された。これまで登山道や避難小屋、公衆便所の管理整備や、大雪山への入山者に対する協力金のあり方などについて話し合いがおこなわれてきた。

この日の会合では、これまでの話し合いの経過を振り返り、大雪山に関わる人々が一体となり、守るべき心構えやマナーなどについて定める「カムイミンタラ・コード」の導入について関係者の意見をまとめていくことを確認した。