img住宅建設業「総建ホーム」(東神楽町ひじり野南三ノ二)の木村将社長(36)が、愛犬家の住まいづくりの専門家である「愛犬家住宅コーディネーター」の認定資格を取得した。

この資格制度は(株)ワンオンワン(本社・東京)が運営し、認定するもの。建築士や住宅メーカーの社員、インテリアコーディネーターなどに求められる資格、と位置付けている。

学習カリキュラムは「ドッグライフ編」と「建築編」に分かれている。ドッグライフ編では、犬についての概論、愛犬の健康、しつけ、感情の表現など、犬に関する知識を実際に犬にも触れながら学ぶ。建築編では、愛犬家住宅の基本やプランニング、犬を飼うのに向く建材などの知識を身に付ける。

三月に行われた第三回目の試験では、北海道から木村さんをはじめ四人が合格。これまで北海道からの合格者はいなかったことから、木村さんらが道内初の愛犬家コーディネーターとなった。

img一般的に愛犬家が住宅に望むのは、犬の足が滑りづらい床、消臭効果の高い建材、犬の出入りが容易なドア、など。木村さんはこうした犬用の住宅設備について、新築物件よりむしろリフォームでの需要が多いと見ている。

「例えばオシッコのしつけが思うようにいかないというユーザーさんには、私がしつけの仕方を教えてあげて、上手く同じ場所で出来るようになった時点で、そこにトイレを作ってあげるということも可能です」。建築当初から犬用の施設を構えたとしても、実際に犬が思ったように行動するとは限らない。後から飼育の状況にあわせてリフォームする方が良い、と木村さんは説明する。

「動物病院、ドッグスクール、ドッグランなどの施設とネットワークを築きたい。愛犬家の要望は、犬種や飼育状況によって様々。一つひとつの声に的確に応えて行きたい」。道内初の有資格者となった木村さんは、愛犬家住宅の第一人者となるべく、意気込みを話している。

木村さんへの問い合わせは090―3775―0388へ。