旭山動物園に隣接する旭山公園の桜約二千本に、毎年おこなわれてきた夜のライトアップが今春から中止されることになった。

ライトアップをおこなってきたのは、あさひかわ商工会東支所に加盟する青年・女性・観光部からなる動物園通りイベント実行委員会。同支所によると、桜の開花時期は年々早まっており、昨年の満開はゴールデンウイーク真っ最中の五月三日だった。ライトアップが始まったのは八日からで、すっかり葉桜になっていたため、訪れる人がほとんどいなかったという。

旭川地方気象台による今年の開花予想は五月四日。開花が早まれば、昨年と同様の状況になることから中止を決定したという。関係者は桜の開花時期に合わせたライトアップも考えたが、ゴールデウイークの動物園の混雑と花見に訪れる人たちの車の量から、交通整理などにあたる現有の稼働人数では責任をもった体制が取れないという結論に達したという。