「動物交響楽」展はじまる「あべ弘士 動物交響楽―交差するいのちの詩(うた)―」が十八日から、道立旭川美術館で始まった。

あべさんは、一九四八年(昭和二十三年)、旭川生まれ。七二年から、二十五年間、旭山動物園に飼育係として勤務。その傍ら、動物の絵を中心に描き始め、次第に絵本作家として活動することに。子どもの本の世界では日本を代表する一人で、日本中を飛び回っている。

今展は、あべさんの作品展としては最大規模。圧倒的な数の絵本原画はもちろん、巨大な「動物ねぶた」の部屋、新作の立体作品、絵本の中に登場する「茶室」や「ガブとメイの家」の再現など、あべさんの表現世界を画期的な展示手法で構成している。

十月四日までの会期中、様々なイベントも予定している。チケットは、一般九百円、高・大生六百円、小中生二百円。何度でも観覧できるパスポートは一般千五百円、高大生千円。

問い合わせは、同美術館(TEL25―2577)へ。