東日本大震災で被災した宮城県女川町の学校に水を使わないシャンプーと体を拭くシート(ウェットティッシュ)を届けようと、市内末広小学校元校長の本多彰さん(61)が準備を進めている。

 四月に自ら買ったノートやエンピツなどの文房具を車に積んで女川の中学校に届けた。その時に、家が壊れてお風呂に入れない子もいるので、水を使わなくてもよいドライシャンプーとウェットティッシュが必要と聞いてきた。旭川に戻り、知人や友人に提供を呼びかけているがまだ足りない。

 女川第一中学校と第二中学校、第一小学校の児童や生徒約四百二十人は、同じ校舎で勉強をしている。本多さんは、子ども達が夏休みに入る前に全員に渡そうと、今月十一日に車で出発する予定だ。

 「家で使わずにある未開封のウェットティッシュ一個、ドライシャンプー一本でも有り難い。協力していただければ」と呼びかけている。価格はドライシャンプー一本五百円前後、ウェットティッシュ一個三百円ぐらい。

 どこで売ってるの? という人は、あさひかわ新聞(八ノ六、TEL27―1577)の社員が代わりに買って用意するので、そうした形のカンパも受付ける。

 九日(土)までに、あさひかわ新聞かスナック紫苑(しおん)まで届けていただければ、間に合う。

 夜七時以降の問い合わせはスナック紫苑(四ノ七クロスビル地下1階、TEL24―2060)まで。