旭川市2条通6丁目・℡21―7701

 昭和通り沿いの二条通りの角、エンドレス26の地下にある、海の幸・山の幸「たいせつの空」にお邪魔しました。昨年八月にオープンした居酒屋です。

 広々店内はなんと百八十人収容可能。中央にテーブル席があり、その周囲を小上がりが囲みます。小上がりの仕切りを外せば百人の宴会もオーケーです。

 グループ客もさることながら、仕事帰りのサラリーマンが多いのも店の特徴です。「美味しいもの食べて明日も頑張ろうと、そういう店になれると嬉しいですね」と話すのは代表の黒崎秀司さん(44)。店のメニューは料理人でもある黒崎さんが全て考えました。

 お勧めは「たいせつ姿盛り」(九百二十四円)。旬の魚介が六種、およそ三人前盛られてこの安さです。ホタテにマグロ、ソイ、タコなど活きの良い刺身でまずは一杯ですね。

 「ズワイガニこぼれ寿司」(千二百六十円)は、これまでに見たこともない贅沢ボリュームの一品です。酢飯五貫の上にスタッフが目の前で「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声と共にカニを乗せてくれます。このメニューは三千五百円以上の宴会には必ず付いていて、団体客の前でスタッフが一斉にパフォーマンスする姿には、他のお客さんもつい見入ってしまうそうです。「皆が楽しめる店でありたいですね」と黒崎さん。

 宴会は二時間の飲み放題付きで三千円から五百円刻みで受け付けます。

 営業は、午後五時から翌午前一時(日曜は午後四時から午後十一時)まで。不定休。

(取材・草嶋一介)

ケロコのひとことメモ

 気になっていたお店だったけど、ひょんなことから行くことに。若い人向けの店と勝手に思い込んでいたけど、そうではありませんでした。

 店内はほぼ満席、どの席も大盛り上がりです。こちらは5人で4000円の飲み放題コース。ご飯が出てきたとき、お店の人(とっても感じの良い人)が「上からカニをかけるのでワッショイと言ってください」って。メンバーのなかにはテノール歌手。満員の店内に響く美声の「ワッショイ。」

 テンションが上がっちゃって、隣の席のワッショイまで一緒に叫んだりして。美味しくて楽しいお店です。