大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)が運営する自然観察講座「ひぐま大学」が第三十六期生を募集しています。
北海道の高峰が集まる大雪山国立公園の山々に登って、大自然の成り立ちや営み、そこに生きる動植物や地形について学ぶ講座です。かけがえのない豊かな自然をよりよい姿で次代に引き継ぐことを願い、二年制(一年で修了、二年で卒業)で実施しています。卒業後も繰り返し入学できます。開講から三十五年が経ち、受講者は延べ二千人を超えています。
講座は、「室内セミナー(事前学習)」と「フィールド講座」で構成されます。例えば、六月二十六日(日)に行う講座「十勝岳雲ノ平」は、吹上温泉―九条武子歌碑―美瑛岳分岐―雲ノ平(一四三〇㍍)―望岳台の縦走です。十勝岳火山の成り立ち、雲ノ平の高山植物、泥流跡地の植生回復、吹上温泉周辺の森林について学びます。三日前の二十三日(木)夜に室内セミナーで予習をしてから出発します。
こうした年間六回の正規の講座のほかに、特別講座や修学旅行などがあります。入学式は五月十五日(日)午後一時から、ときわ市民ホール(五ノ四)で。オリエンテーションやセミナーがあります。
対象は高校生以上。定員は三十人。十日(火)までに申し込んでください。申込金は五千円。各フィールド講座の参加費(交通費・保険料など)は、五千五百円から一万円程度です。申込用紙は、秀岳荘旭川店(忠和五ノ四、℡61―1930)と山工房(東六ノ一、℡27―0166)に置いてあります。
問い合わせは、渡辺さん(℡61―3355)まで。