旭川家具工業協同組合(渡辺直行理事長)主催の植樹祭が十五日、東川町の山林で行われた。

 樹齢百年、二百年といった樹木で家具づくりを行なう人たちが、未来に向けた森を育むのがねらい。植樹は一九九二年(平成四年)に一部メーカーで開始、二〇〇四年(同十六年)に組合の主催となり、業界全体の活動に位置づけられた。

 今年は加盟企業の職員とその家族ら、過去最多の約四百人が参加した。また、この活動に賛同する家具デザイナーの佐戸川清さんと川上元美さん、旭川デザインウィーク(ADW)でクリエイティブディレクターを務める青木昭夫さんも参加し、山の斜面一・四㌶の土地にミズナラとヤチダモの苗木約三千本を植えた。

 家族四人で参加した本田洋一さん(39)は、「天気も良く、大自然の中で家族で参加できて、最高の気分です」と満足そうに話していた。

 植樹の作業の後は、場所を移してジンギスカンに舌鼓を打ち、企業間の交流や家族との親睦を深めた。