外来生物について学ぶ学習会が二十六日(土)午後一時半から、市科学館サイパル(宮前一ノ三)で行われます。大雪山マルハナバチ市民ネットワークなどの主催です。

 農業用ハウスで受粉に利用される、ヨーロッパ原産のセイヨウオオマルハナバチの一部が野生化し、外来生物として問題になっています。旭川と近郊をはじめ、大雪山ろく地域でも、たくさんのセイヨウが飛び交い、植生など生態系への影響が懸念されています。

 大雪山のお花畑を守るためにも、特定外来生物・セイヨウの現状と、今後の対策について理解を深めようという学習会です。

 講師は、国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター室長の五箇公一(ごか こういち)さん。一九六五年、富山県生まれ。昆虫学者で農学博士。生物多様性の専門家です。「なぜ外来種は生み出されるのか?~セイヨウオオマルハナバチのこれまでとこれから~」と題して話します。

 また、大雪山マルハナバチ市民ネットワークが、大雪山ろくなど旭川地域のセイヨウの現状を報告します。

 参加無料ですが、申し込みが必要です。北海道環境財団(TEL011―218―7811、TEL011―218―7812、メール ampo@heco-spc.or.jp)まで、名前と連絡先電話番号を知らせること。