「看取り」について学ぶ講演会「看取る~ふれて受けとる命のバトン」が十八日(土)午前九時半から、神楽公民館(神楽三ノ六)の木楽輪(きらりん)で行われます。

 講師は、日本看取り士会会長の柴田久美子さんです。一九五二年(昭和二十七年)島根県出雲市生まれ。レストラン経営や老健施設勤務などを経て、二〇〇二年(平成十四年)に島根県の離島で「看取りの家なごみの里」を開設。自分の慣れ親しんだ場所で死にたいというお年寄りの望みに寄り添い、抱きしめて自然死を看取る実践を重ねてきました。

 柴田さんは一〇年(同二十二年)に岡山県岡山市で「日本看取り士会」を設立。自宅や希望する場所で自然で幸せな最期を迎えるため、死を間近にした人から依頼を受けて寄り添う「看取り士」の養成に力を注いでいます。

 講演会の冒頭では、あさひかわ新聞で尊厳死のコラム「最期の在り方」を執筆している柴田えみ子さんの講演(約三十分)も行われます。またミニコンサートとしてピアノ(奏者=井上幸子・amie工房オーナー、ピアノ講師)、オカリナ(竹本朱美恵・ライリッシュオカリナ連盟認定講師)の演奏も行われる予定です。

 前売りチケットは三千円(当日三千五百円)。高校生以下は無料ですが、事前予約が必要です。申し込み、問い合わせは至誠シニアライフ事業部(TEL36―5818)へ。