彦一にんにくで知られるグリーンテックス(佐藤一彦社長)が六日、旭川市に、同社が開発し販売している生ごみ堆肥化促進剤などを寄付した。

 同社は四年後に創立六十周年を迎えることから、市内のごみ減量化に役立ててもらおうと、堆肥化促進剤「生ごみアップZ」を四年分、千三百袋(百四万円相当)と、北彩都ガーデン内にユジノサハリンスク市友好都市五十周年を記念するガーデンを造成する事業に、発酵促進剤「土(ど)アップ」二年分、百袋(十一万円相当)を贈った。

 佐藤社長は「二つの製品を開発して二十五年になります。アップZを使用すると、土の中に埋めた生ごみは二週間ほどできれいになくなり、肥料になります。土アップは水に溶かして使用すると、土中の有機質をすばやく発酵堆肥化し、虫を寄せ付けない効果もあります」と西川将人市長に説明した。

 環境部環境政策課の担当者は、アップZを「生ごみ堆肥化講習会を受講したマイスターが、ごみ減量の地域活動を行う時などに有効活用したい」としており、地域振興部地域振興課は、土アップを「初年度はユジノの記念ガーデンの造成に、次年度は北彩都ガーデン全体でも活用していきたい」と話している。