小説家、吉村昭(一九二七―二〇〇六)の人物像と、北海道に関連した作品について学ぶ講座「吉村昭と北海道」が九月十日(日)午後一時半から、中央図書館(常磐公園)二階の視聴覚室で行われます。北海道文学館の出前講座(道民カレッジ連携講座)です。

 講師は、北海道文学館副理事長の平原一良さんです。一九四六年(昭和二十一年)江別市生まれ。九五年(同七年)に北海道文学館に入り、事業課長、学芸副館長、専務理事・副館長を経て二〇一三年(同二十五年)に退任しました。現在は同館理事などを務めています。

 吉村は「羆嵐(くまあらし)」「赤い人」「間宮林蔵」など、北海道を舞台とした多くの小説を著していて、取材等での来道回数は百五十回を超えていました。吉村と親交の厚かった平原さんが、吉村の人柄と作品、北海道との関わりについて解説します。午後三時頃ごろに終了します。

 定員は七十人。聴講無料。申し込みも不要です。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)へ。