ウクライナ出身で市内在住のサックス奏者、アリョーナさんが二十二日、ファースト・シングルCD「DREAM WAY」をリリースしました。

 アリョーナさんのサックス・ソロがメインのインストゥルメンタルで、四つのアレンジが収録されています。アップテンポでベーシックな「ラジオ・バージョン」をはじめ、ディスコティックなサウンドの「レベル・ミックス」、バラード調の「ピアノ・バージョン」、気だるいボサノバが心地良い「ボサ・バージョン」。それぞれ雰囲気がまったく違い、別の曲のようです。

 アリョーナさんは一九七九年ウクライナ・ルガンスク市生まれ。幼い頃から音楽を学び、十八歳からウクライナ第二の都市ハリコフのテレビ局に勤務して制作や音楽監督・アナウンサーを経験しました。二十歳からハリコフ市国立芸術文化大学でボーカル、サックスを学び、〇三年に初来日。北海道が気に入り、〇六年から旭川市で暮らしています。〇八年から昨年二月まで、市内三ノ五でミュージック・バー「ア・エヴァンス」を営業。現在は市内二ノ十四に「アリョーナ・ミュージック・スクール」を構え、生徒たちにサックス、ボーカル、ドラムを指導しています。

 曲タイトルの「DREAM WAY」には、夢に向かって進み、目標を実現しようとの思いを込めました。「旭川に来て十一年目にして、念願かなってCDを出すことができました。楽器や録音機器を揃えたり、スタジオを整備したり…。ここまでの道のりは平坦ではありませんでした。二曲目、三曲目もすでに完成しています。これから次々とリリースして行きたいです」と意気込んでいます。

 千五百円(税別)。島村楽器(一条買物公園フィール旭川六階)のほか、万葉の湯(高砂台一)、またアリョーナ・ミュージック・スクール(TEL090―8630―6413)で取り扱っています。