公開講演会「わかっちゃいるけど、やめられない―スーダラ節の人生哲学」が十月八日(日)午後一時半から、東川町の好蔵寺(北町八)で行われます。

 講師は旭川医大理事・副学長の藤尾均さんです。一九五四年(昭和二十九年)東京都生まれ。東大文学部(西洋古典学)卒業、東大大学院理学系研究科博士課程(科学史・科学基礎論)満期退学。医学博士。専門は医学・医療史、生命倫理、医学系文学など。著書に『医療人間学のトリニティー』(太陽出版)などがあります。

 講演では、世相史、特に日本の映画や歌謡曲にも造詣が深い藤尾さんが、植木等の人生を通して、昭和という時代の世相について話します。

 この講演会は法要「報恩講(ほうおんこう)」の一環として行われます。講演の前後に、大勢の僧侶が音階を変えながら、独唱と合唱を繰り返して読経する「声明(しょうみょう)」も披露されます。

 参加無料。問い合わせは両瀬さん(TEL82―2655)へ。