ミュージカル「Life…あさひやまからのおくりもの」が二月四日(日)午後三時から、旭川市民文化会館大ホールで行われます。リハーサルホール(宮下十一、上川倉庫二号倉庫)の開館二十周年、また旭山動物園開園五十周年を記念して行われる公演です。実行委員会(森禎宏委員長)の主催。

 親子三人東京で生活していたが、父親が経営する玩具店が突然倒産。茫然自失の一人娘・舞を連れて、父親の郷里旭川に引っ越した家族。環境の変化で自分の夢が壊れ、引きこもってしまった舞をどうにか立ち直らせようと、父は旭山動物園に誘う。舞は動物たちや飼育展示係、両親から素敵なメッセージをプレゼントされ、家族の間に再び愛情が芽生え始める――。

 脚本・演出は劇団BREATHの森ただひろ(森禎宏)。出演は、日頃リハーサルホールを研さんの場としている劇団、バレエ、タップダンス、フラダンス、YOSAKOIソーランなどの団体です。

 森さんは「リハーサルホールでは日々、若者たちがプロを夢見て練習を重ねています。舞台芸術は“見られてナンボ”の世界で、リハーサルホールは旭川で“見られる側の人間”を生み出す、貴重な存在です」「リハーサルホールも旭山動物園も、旭川に宝物を渡してくれる場所であり、ずっと存続しなければならない財産です。教育文化の拠点である旭山動物園、技術文化の拠点であるリハーサルホールが一つに描かれるこの舞台には大きな意味があると思っています」と話しています。

 チケットは千円。問い合わせは実行委員会(TEL080―4041―8489、午前九時~午後七時)へ。