サケの稚魚約二千匹を放流する体験会が二十一日(水・祝)午前十時から、忠別川河畔で開かれます。忠別川の自然に親しむ会(北島惇二代表)と旭川・森と川ネット21(守屋敬義共同代表)の主催です。

 親しむ会は、忠別川の自然豊かな水辺に生息する生物や樹木などを知る活動とともに、かつてサケの一大産卵場であった忠別川を野生のサケのふるさとにしようと、二〇〇九年春からサケの放流を続けていて、今年で十年目です。

 稚魚は昨年十一月下旬、千歳採卵場から受精卵を預かり、旭神や神楽岡地区の二十一カ所の「サケの里親」たちが約四カ月間、飼育しました。放流には、サケの里親のほか、地区内の二つの幼稚園児たちが参加します。

 北島代表は「昨秋、自然産卵床の数を調べたら二百五十床ありました。ペア数で換算すると五百匹が遡上した計算になります」と話しています。

 参加無料。誰でも参加できます。開始時間までに、忠別川ツインハープ橋上流左岸の河川敷駐車場に集合してください。小学生と幼児には保護者が同伴すること。午前十一時ごろ終了の予定です。

 暖かい服装で、長靴を履き、稚魚を入れる器を用意してください。

 問い合わせは、北島さん(TEL65―1195)か宮崎さん(TEL55―0627)まで。