北海道建築展の旭川巡回展が六月五日(火)から七月一日(日)まで、中原悌二郎彫刻美術館ステーションギャラリー(JR旭川駅東口)で行われます。

この巡回展は旭川と函館、釧路の三都市で開催され、旭川では「一〇〇の住宅模型で見る暮らしのカタチ」をテーマにします。

住宅を設計する際、実際の百分の一、五十分の一で作られる縮尺模型は、建築家が自らの設計を確認し、依頼主にその内容を説明するもので、図面だけでは分かりにくい建物の特徴が立体的に浮かび上がってきます。展示される百の模型から、住む人のライフスタイルや設計者の住まいに対する思いを感ずることができるでしょう。

同展は、昨年七月、札幌市地下歩行空間「チ・カ・ホ」で開催された日本建築家協会北海道支部主催の「北海道建築展二〇一七」への出品作品が核となります。

模型展示の他、ワークショップとセミナーも行います。ワークショップは「折り紙建築」。子どもから大人まで誰でも参加でき、製作時間は約三十分。参加は無料。六月九日(土)、十日(日)、二十三日(土)、二十四日(日)の、いずれも午前十一時と午後一時半からの二回。

セミナーは二十三日(土)午後三時から、建築家で鈴木理アトリエ社長の鈴木理氏が「ときわの家での三年」と題して講演します。参加は無料。期間中休館はありません。