稚内北星学園大学(稚内市若葉台)の公開講座が八月四日(土)午後二時から、同市のまちなかメディアラボ(まちラボ・中央三丁目中央アーケード街)で開かれます。

 同大情報メディア学部の井出晃憲准教授が、「古代岩画に魅せられて~ロシア極東アムール川流域ナーナイ族の文化と暮らし~」と題して講義します。

 井出准教授は、一九七〇年東京都生まれ。京大卒の文化人類学者。ロシア極東アムール川流域にあるシカチ・アリャン村に暮らすツングース系のナーナイ族の歴史や文化を研究しています。講座では、ナーナイ族が守り続ける世界遺産級と評される「古代岩画群」についても写真を交えて紹介します。

 まちラボは、中央アーケード街の空き店舗を利用して同大が開設しているサテライトキャンパス。中心街の活性化を目指し、同大のイベントやIT講座などを開催しています。

 中学生以上が対象で、定員は二十五人。参加無料。問い合わせは、稚内北星学園大学地域創造支援センター(TEL0120―311―014)へ。