「小泉秀雄 大雪山群命名百年記念企画」展が二十六日(水)から十月二十一日(日)まで、東川町複合交流施設・せんとぴゅあⅡ(旧東川小学校)で開かれます。

 せんとぴゅあⅡは、「大雪山の父」と呼ばれる小泉秀雄関連の書籍を常設開架し、その業績を広く紹介しています。表大雪の小泉岳(標高二一五八㍍)の名は、小泉秀雄に由来します。

 今展では、小泉の偉大な業績とともに日常生活が垣間見られる資料や小泉の生きた時代の写真や大雪山の模型などを展示します。常設している展示では見られない内容です。

 企画展Ⅰは、小泉の生家や妻・ミサオとの結婚式、中学校教員時代の授業風景の写真や、数々の植物標本などを展示します。

 企画展Ⅱは、一九一八年(大正七年)に開催された開道五十周年記念博覧会に出品するために制作した大雪山火山彙模型(たいせつざんかざんいもけい)の展示です。小泉は道庁発行の二十万分の一地図をもとに自身の実地調査による訂正を加え、四カ月をかけて作り上げました。

 二十九日午後一時半から、信州大学の佐藤利幸名誉教授が「小泉秀雄とシダが魅せる 大雪山の寒地植物」と題して講演します。午後三時に終了する予定です。

 入場はいずれも無料。開館は午前十時から午後六時まで(金曜日は午後七時まで)。月曜日は閉館です。

 問い合わせは、せんとぴゅあⅡ東川町文化レクリエーション課(TEL82―4245)へ。