全旭川短歌大会が二十一日午後、勤労者福祉会館で開かれた。旭川歌人クラブ(西勝洋一会長代行)の主催。旭川市、あさひかわ新聞などの後援。

 年に一度、旭川歌人クラブの会員が集い、優れた短歌を選ぶ大会。六十二人(当日出席は五十四人)が参加し、全員が撰者となって一人五首を選び、投票数の多い短歌が賞を得るという歌会だ。

 審査の結果、小原祥子さんの「辻褄の合わぬ話を聴いているつま先かるく遊ばせながら」が最高賞の旭川市長賞に選ばれた。

 小原さんは、「歌はつくり続けていますが、歌会は十年ぶりでした。皆さん、勉強して参加されていると感じました。賞は励みになります。これからも精進しようと思います」と笑顔で話した。

 あさひかわ新聞賞には、鎌田章子さんの「見るさへも触るるもさらに難けれどわれに添ひくる君を感じつ」が選ばれた。

 受賞者には賞状と盾が贈られた。そのほかの受賞者は次の通り。

 ▽旭川教育長賞 柊明日香▽旭川文化団体協議会長賞 塚原澄夫▽旭川歌人クラブ会長賞 大関法子▽北海道新聞社賞 湯浅純子▽NHK旭川放送局長賞 太田瀬音子▽旭川歌人クラブ奨励賞 白石常子▽旭川歌人クラブ優良賞 斉藤嶺也、伊東ミツ▽旭川歌人クラブ佳作賞 清水紀久子、七尾和子